大昔ウチに、「おⅰ天ⅰ気ⅰみⅰどⅰりⅰちⅰゃⅰん」っていうオモチャがあったんです。
ちょっと年齢的な誤解を招くので敢えて言い訳しますと、私のリアルタイム持ち物ではなく、近所のお姉さんのお下がりでした。
B5?ぐらいのザラザラした布板?みたいのに、当時で言えばシミーズを着た女の子の絵が印刷されてるのが、本体になります。
それとは別に服とか小物が付属してて、それぞれマジックテープで、好きなところに貼れるんです。
小物には太陽や雲、あと傘とかがあって、「天気と服装」を学ぶ、知育玩具だったんだろうと思います。
私は天気なんてどうでもいいから、ひたすら画面のバランスが気になって、みⅰどⅰりⅰちⅰゃⅰんを見栄え良く飾るのに情熱を傾けていました(汗)。
その後、雑誌の付録とかで普通の着せ替え人形と出会っていくわけですが、大体は付属物だけで飽きたらなく、自分で絵を書いて服を増産しました。
本体もボール紙に書いて自作し、お人形を増やしたりもしました。
パーツも作って、服の上から装飾を変えられるように工夫もしたような気がします。
これって今思えば、全く「レイヤー」の世界なんですよね。
こんなお人形遊びが好きだった割には、リⅰヵⅰちⅰゃⅰん類には本当に興味が湧かなかった。
服飾自体に全く興味が無いのと、その辺は連動している気がします。
全文公開の告知絵、杢太郎さんの座ってる全身図をやっと公開できました。
元々個人サイト告知画像のために開発してたんですが、靴の先まで描いてしまってから、背中部分のみを採用するデザインに切り替えました。
腿も靴も一生懸命塗ってたんですけど、画面的に不要なものは不要です(涙)。
塗った作画者の私はそりゃ全身使いたいです。
だけどデザイン担当の方の私は、そこはカットと言って譲らない。
脳内会議を重ねた結果、サイト告知画像は大きくカットを施し、色味まで、大人しめに変えてしまいました(汗)
その時、全身はなにか別に機会に使おう、と話し合いで決まっていたのでした(汗)。
いつも相談に乗ってくれる杢太郎さんも、この時だけは、ただひたすら私たちを見守っていました(汗)。
最初におⅰ天ⅰ気ⅰみⅰどⅰりⅰちⅰゃⅰんの話まで持ち出したのは、あの杢太郎さんの全身図が、全くあのオモチャのシステムで出来上がっているからです(汗)。
画力の大変怪しい私は、本体を描かないと服を作れません(涙)
あの杢太郎さんには、服を着ていない本体があるんです…(汗)
過去絵の「ちょびっと」や「Incubus」も、やってることは同じです。
知らず知らずの内に私は、自分が小さい頃好きだった事をまたやってるんだと思うと可笑しいし、戦慄でもあります(汗)。
三つ子の魂って、って怖いぐらい残ってるもんなんですね。
昔の人って人間の事よく分かってるよな、と思います(汗)。