なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

理系風味で

何日か前、自分でブツブツ言い始めた事の続きなんですケド的な…(汗)

 

尾形が気になってた事、っていうのは、アシㇼパさんが「清いか清くないか」じゃなく

 

清い彼女も、道理があれば泥をかぶるのか?
どういう時に、その清さをかなぐり捨てるんだろう?

 

ってことだったんじゃないかと、妄想し始めました。
そしたらキリがなくなっちゃって(汗)。

 

樺太で「道理をやろうか」とか言って、父を殺したのは自分だと明かした。

それでも、アシㇼパさんは自分を積極的に射っては来ませんでした。

父を殺した男が相手でも、彼女は清さを保ったままです。
これは、彼女にとってそれは道理に値しなかった、って事になりますよね。

 

道理がある殺しなら、人は罪悪感に苦しむ事は無いと尾形は言っています。
尾形にとって、敵兵は敵だから殺すので、道理って事で多分問題無し(汗)。

だけど敵でない身内まで殺しても、なんで罪悪感が無いんだろう。
そこで尾形は自分が、道理なんか無いのに人を殺しても罪悪感が沸かない「欠けた人」だと思ってる。

で、自分で立てた「仮説」が、自分が愛情の無い男女から生まれたから、なんですよね。
だけどこれはあくまで、尾形個人の「仮説」ですよね…

幼い尾形にとって、親が自分を愛してくれない、っていうことは、ホントの事いえば、充分「道理」だったんだとアタシは思っています。
「愛憎」っていう「道理」です。

だけど尾形はその愛憎から目を背けて、道理ではなく実験のように人を殺す自分には罪悪感が無い「欠けた人間だ」として、そっち方面で自分を正当化しようとしています。

自分を愛してくれなかった、くっそくだらない親たちなんてぶっ殺されて当たり前。

と、尾形は素直に言えないんだと思います。

言えれば、もっと楽に生きられたろうに。
言えなかったのは多分、自分が父も母も愛していることを、否定していたからです。

そこが、捩れた「愛憎」の原点だったように思います。

 

だけど、何の罪もない勇作さんまでを殺めてしまった。
それで罪悪感に苛まれたというなら、まずそれは勇作さんを殺したことに「道理」も「実験理由」も見つからなかった証です。

そしてその殺人に後悔の念が生まれた自分を、最後、受け止めきれなかった。

 

だけど尾形的に、アシㇼパさんの「道理」が分かったのは、喜ばしいことだったと思うんです。
道理があれば清さを捨てるんだという事、そしてその道理は、彼女にとって杉元だった事です。

アタシはこれが、尾形が最後に見た光だと思うんです。
「自分は、正しかった」「アシㇼパの道理が分かった」という、光です。

実証できるまで焚き付けたのは、自分です。
尾形的には、大成功なんです。
そしてそれがハッキリする時はすなわち、自分が殺される時だって事な気がするんです。

 

尾形の尺度は、誰が清いか清くないかじゃなく、自分は正しいのかどうかだったと思います。
最後は自分との議論が煮詰まりすぎて、半ば自爆のようになってしまった。

 

私が思う妄想の尾形は、理系男風の味付けされてる事が多いです(汗)。
アタシがこんな風に思うのも、多分学生時代周りにいた人がわりとこんな風だったからです(理系出身なのです)。

だけど多分、賛同者はいない(滝汗)

 

最近、喋りたいことがお昼休みの1時間で言い切れなくなってきました(汗)。
多分、なんか書きたいんだろうな、自分・・・

絵も描きたいけど、それ以上に文章の方です。

書きたい心当たりはありますが、どうやってアウトプットすればいいのか分からないでグニャグニャしてるとこです(涙)。