印刷屋さんから、入稿受付のメールが入りました。
嬉しい。現場は目の回る忙しさだと思うけれど、よろしくお願いいたします。
私は、会社帰りに全て済ませて帰りたい人なので、受取も郵便局で出来る印刷屋さんがありがたい。
夜に自宅でデジタル原稿を作り、時間を気にせずネットでデータを送り、支払いもネット、完成物の受取は外にも指定できる。
そしてご購入者様と自分、どちらの個人情報に触れることなく発送もできる。
イイ時代です。
イイ時代すぎて、某ペイントアプリの自動AI搭載騒動に、ちょっと脅かされました。
即機能削除になったらしいですけどね。
自動AIとはちょっと違うけど、たまに自分の絵でipadのAI機能を使って遊んでみることがあります。
先日、月島を描いてみた。
これをこのまんま、アプリのAIにかけたらこんなん出ました。
AIに、着衣されちゃったね(汗)
これはまだ常識の範囲内(?)で、絵によってはもっと、元絵がわかんなくなるくらいまで修正がかかります。
アタシはいつも、自分の原画を描き終わったら露出や色調バランスを変えて最終調整をしています。
そして必要に応じてライト照射したり、ハレーションを入れる。
背景も、自分の撮ったやつだけど写真で補っている。
もう何十年も前、初めてCGを作った時から、そうしていました。
本当なら背景だって描けなくちゃいけないし、最初からイメージ持って色を塗れれば各種補正も必要無い。
はずだ。
理想。
それが手ではできないから、コンピュータの力を借りて彩色していました。
生まれた時から接する「CGの世界」にこのAI機能がついていたら、なんの偏見もなく、そういうのがCGなんだ、って思ってしまう人が出てくると考えています。
アタシが当然のようにアプリのフィルタ機能で最後仕上げていくように、単に「AIはフィルタの一種」と同じく扱い、それの何が問題視されるのか、多分わからない。
絵描きには、にわかに信じられない話かもしれないです。
だけど、一度そのAI絵が誰かから褒められたりして、反響がよかったら、もうAIを噛まさない絵を公表する勇気が持てなくなる人は、きっと出てくる。
その方が可愛くてみんなに受けるのであれば、そっちが正義でしょう、何がイケナイの?ってなる。
多分本当に上手な人には、そういう気持ちは起こらないです。
自分の絵にコンプレックスがある人だけが、多分落ちる。
フィルタがお化粧なら、AIは整形手術って感じしてきた・・。
そういや整形って、先生によって手癖があると聞きました。
見る人が見たら「誰と誰の顔はあのセンセイの『作品』」って分かっちゃうらしい。