お話のイラストネタも作りたいと思って、温めていたら何も出来ずにもう年末(涙)。
最近色塗りばっかりしていたので、何かそんな風にするつもりでおりました。
だけどよくよく考えたら、あれ今まで全部、エンピツ手描きだったんだよな…今、アナログで描けるだろうか。
CGは本当に便利で、覚えちゃうともう中々、手描きやろうって気が起きなくなります。
手描きが、一大決心みたくなってきちゃって…。
だけど、手描きのいいところって、いっぱいあるんですよね。
「知らない気持ち」はストーリー中のあるシーンの表情を、心情と共にどアップでお伝えするっていう企画でした。
B5の自由帳いっぱいのサイズで顔を描くと、顔はほぼほぼ人の原寸大になります。
エンピツで引く線って意外にどの線も味があって「失敗線」ってあまり無くて、な〜んとなく描いてるうちにだんだん、杢太郎さんになってきます。
それからはずっと、一筆一筆が全部、杢太郎さんを形作って行きます。
紙の中から杢太郎さんが、私の眼の前に浮かび上がってくる瞬間です。
この、彼をお迎えする感覚が、紙とCGじゃ段違い、雲泥の差なのですよ(力説)。
少しずつエンピツで影とかもつけていくじゃないですか。
私にとってはずっと、頬を手で撫で続けてるのと同じ事になります(倒)
「知らない気持ち」の杢太郎さんどアップの一番の見所(個人の感想です)は、首筋のザラついた肌に浮かぶシミです。
アナログでしたらこれは、エンピツひとなぞりで描けるとこです(汗)。
菊田コーチの肌は、外で陽に晒され続ける男の素肌です。
多少肌理も荒いし、年季が入ってる感じかな、と思います。
筋肉はすごいけど、アスリートらしい脂肪もちょっとは付いてるし、皮膚には使い込んだたるみもあります。
しぃちゃん的には、それが誰よりも素敵な、麗しい裸体です。
CGで塗る時は、なかなかそういう風にはできないんですよね(汗)。
手描きは、杢太郎さんの肌から漏れる息遣いを直接、感じられる気がします。
萌え(汗)。