なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

似たものどうし

「関カム」すたー編は、2021年〜2023年春までが舞台でした。

EP.00が2021春。
本編はオフ直前の10月下旬〜11月上旬を目処に、スタートしています。

来年の1月で、結婚3周年です。
ちょっと落ち着いてくる頃かな?のタイミングで、番外編の「バレンタイン」が入ります。
更にキャンプが終わり、「杢太郎ちゃん」が入ります。

これが、「すたー編」の最終話となり、同時に「ハァト編」の導入部を兼ねました。

 

「杢太郎ちゃん」はもともとは単純に、私が杢太郎ちゃんを礼賛したくて、ただそれだけの為に書き始めたものだったんです(汗)。
最初は、「TINKO物語」というすごい仮タイトルが付いていました(汗)。

 

物語は、本番こそ記述を回避(何度も言って恐縮ですが、杢太郎ちゃん礼賛が目的だったからです)しましたが、静かに流れるしどけないムードは、書きたくて書いたとこです。
それは本来満ち足りた、大人の豊かな時間として描くつもりでした。

 

だけど杢太郎さんは、この時既に、アメリカ行きを打診されています。

 

生まれて育った街で再開させた店は、しぃちゃんの色んな思いがこもっていることを、杢太郎さんは知っています。

しぃはここを離れて、自分に付いてきてくれるだろうか。

付いてきてほしかったんだ、と思います。

 

だけど言えなくて、あんな聞き方になりました。

TINKO物語は書き終わってみたら、裏に杢太郎さんの迷いを含んだ、男の切なさを孕むお話へとシフトしているように思えました。

しぃちゃんが、そんな杢太郎さんの様子を「なんかあったな」と、敏感に察しています。

 

勿論、自分の今までの人生すべてが詰まった街を離れるのは、不安には違いなかったでしょう。

 

だけど、杢太郎さんと一緒にいられるなら、街なんてどこだって、私は大丈夫なの。

そんな心の中の決意が、タイトル選定の決め手になりました。

しぃちゃんも、大概ハッキリ言わない人です。

お互いを気遣いすぎて遠回りしがちで、ほんとに好きな人には臆病になっちゃう。
よく似た、二人なんですよね(汗)。

すたー編とハァト編を繋ぐお話の、備忘でございました。