自分を見失うと、愛しているものを愛せなくなる。
そうなる前に自分を戻す為、時たま一人で旅に出る…なんちて。
私には二次創作にはまる前から、大好きなものがいくつかある。
もちろん野球。てか、プロ野球観戦。
てかスワローズ。
音楽には特に興味が無いくせに、サザン歴もずいぶん長くなった。
お話を書いていて、自分の中に有るものを随分吐き出した。
昭和歌謡やドラマの世界は、思っていたより自分に染み付いていた。
そして、本当に吐けないものや、大好きだけど隠しておきたいものもあるなと思った。
隠しておきたいけど、一番感謝しているアーティストがいる。
ここは読む方も少ないだろうし(汗)敢えて書いちゃえば、杢太郎さんの最後の登場曲を歌っている方だ。
なんでゴールデンカムイでそんな事になったのかは、また別の問題ではある(汗)。
ただ、私が色々と蓄積したものに対して「菊田さんを愛でたい、栄光に包みたいという気持」は、恐ろしい触媒効果を持っていたのだ。
すたー編のクライマックスに当たる部分は、丁度ニューアルバムが出たばかりの頃書いていた。
たゆたう愛が溢れ来る名盤で、聞きながら書いたら我ながら、本気で文章がピンクに見えてきた。
セリフ回しや、話の流れについては、この方の作品の影響をかなり大きく受けている。
多分そういう、湿ったラブラブの世界が好きで、こんな話になっている。
しばらく、レターも送っていない。
やっとコロナ禍も一段落だ。
いつも、私を戻してくれていたのはあの方だ。
今飛行機の中で、そんなことを思い出しながらその方の歌を聞いていたら、泣けてきた。
いつか、ありがとうございますと、伝えに行きたいものだ。