pixiv版自作ノラ坊は、梅ちゃんの話が大きいので「菊田コーチとどういう風に仲いいのか」という部分があまり、描かれていませんでした。
しぃちゃんと杉元くんはご近所付き合いみたいな間柄なので、彼らの間でロマンスめいた話は一切無いのが原因でございます。
一方で杉元くんが大好きなのは菊田コーチのハズなので、その辺りのやり取りや、「杉元くんは菊田コーチの事どう思ってるの」みたいな説明?を増補しています。
しぃちゃんも杉元くんも、お互い男女の意識は全く持っていません。
しぃちゃんは杢太郎さんの事を想って、杉元くんの様子を見に行き、話題に上げます。
だけど離れ離れになってる杢太郎さんには、それは「俺が居ない間に距離が近くなってるのかも」と、疑心暗鬼を呼ぶ事になるんですよね。
普段の余裕綽々の彼からは考えられないくらい臆病で、ただの想像なのに、追い詰められています。
もうあの時、本当にすぐにでも帰りたかったのかしれない。
「ノラ坊、来てんの」という短く低い声の言葉には、実はそんな彼の重く熱く、苦しい思慕が隠れていたのをしぃちゃんは知りません(大汗)。
だけどノラ坊が大好きなのは杢太郎さんの方で、言ってみればしぃちゃんと同じ立場なんですよね(汗)
ハァト編での杉元くんは、大人の事情に振り回されてる立ち位置でした。
書いてる私としてはもう少し、不死身だったり、人の心に敏感で優しいところ、それでいて大胆不敵で、転んでもただでは起きないとかその他諸々、原作の杉元の魅力が全然活かされてない事が気になっていました(汗)。
そういうところを、少し増強いたしました。
杢太郎さんとの絆具合が、pixiv版より分かりやすくなった気がいたします!