ゴールデンカムイ原作では、だいたいみんな、菊田さんの話を聞き入れませんよね(汗)
有古くんだって菊田さんには付かないし、宇佐美だって火がつくぞって言われても黙ってろとか言うし、アシリパさんは今更そんな話かって突っぱねるし、ノラ坊だって陸軍に入るのは俺の意志とか言って、結局、聞かん子だし(これは随分マシな方か)。
だけど菊田さんが常に正論言ってるのは、物語を知っている人ならみんな知っている(涙)。
尾形と菊田さんの意味深な雰囲気は、原作では追求されていません。
尾形の複雑な闇が、菊田さんともうちょっと接点があれば少し改善できたかもしれないのにね、という感想が、一瞬持たさる気もします。
その反面、これだけ実績(?)があるとこ見ると、相手は人の話一番聞かなさそうな尾形くん(ごめん)だし・・
私は既に尾形と菊田さんは、「お互い何言っても無駄」みたいな事が既にあったとしてもおかしくはないな、と思うようにもなっていました(原作のあの超かっこいいシーンは、そういう意味じゃないでしょうけれど(汗))。
それが、自作の下敷きになっております。
若い頃一度、人の恋路を持論の実験に使い続ける尾形くんに、杢太郎さんは何か注意したような事になっています。
再会後激突の際も、尾形くんは杢太郎さんの言うことなんか聞きゃしないで逆ギレしています。
杢太郎さんの言う「人の気持ちなんてどうなるか分からん」という考え方は、杢太郎さん的には常識で当たり前の事でも、尾形くんにとっては気持ちが変わるなんてことは最大不実、なんだと思います。
だけど杢太郎さんにとってそれは不実じゃなく、相手の自由を尊重しているだけ。
そこには、自分も自由でありたいという根底もまた、ございます(惚)。
お互いが理解できれば、いいコンビになれたと思います。
だけどそこまで行くのが大変そうです。
今日ワクチン打ってきた〜〜〜今ジワジワきてます(汗)
後書き解説は短く済ませたいなあ・・