「すたー編」を編集し直し(ちょっと修正)ながら、最初書き始めた頃のことを懐かしく思い出している。
初R-18(と言っても、私は昔仲間内では色々書いてたので、自分ではあまり初めてという気はしない)を書いてた時は、桑田さんのごはんみそしるを頻繁に聞いていた。
影響は多分に受けていて、菊田さんの雰囲気は最初「さすらいのRIDER」とか「鬼灯」でイメージを膨らませていた。
とか言ってるけど、私は普段音楽はあんまり聞かない。
好きなアーティストはいるけれど、部屋で聞くようなことは本当に少ない。
ただこうやって書いてると、自分が影響を受けてきた音楽・・ほぼほぼ歌謡曲とJPOPだけど・・が、ちょこちょこイメージのバックに自然と滲み出てくる場面に、何度も何度も出会した。
いろんなキャラとお話しできる稀有な病気を楽しんだ私だったが(リハビリ中)、思えばアリコくんとは一度も話をしなかった。
アリコくんは一番、音楽の影響を受けている。
彼に限って言えば、このお話は音楽劇だった(汗)。
最初は斎藤さんの「over」だった。
この歌詞に漂う雰囲気がまんま、アリコくんのストーリーの下敷きだった。
そして登場曲に設定したGRAYのWinterAgainもまた、まんま下敷きだった。
ユーミンのDownTownBoyを思いながら、表題にしたクロスロードへ進んだ。
後、歌詞の大筋はお話とは違うけど、アリコくんがしぃちゃんとお話しするシーンを書いてるとき、谷山浩子さんのカントリーガールが突然頭にリクエストされるという現象が起きた(汗)
それで、アリコくん自身は何も口に出さないけど、きっと菊田さんとのことを心配してたんだ、そして「好きだよ」なんだなあと思って、そのイメージで文章を作った。
アリコくんと話をしなかったのは多分、必要が無かったからだ(汗)。
同郷のせいか(??)、あまり「分からない」という事が無かった。
登場シーンが少ないせいもあるけど、アリコくんのパートはおおむね楽しく、苦労は少なかった(一番心情的に辛かったのはやっぱり菊田さんの過去の恋の件で、難しかったのはしぃちゃんが裏プロジェクトのどの辺を問題視してるのか、お読みの方にどう伝えるか、だった)。
失恋のシナリオだけど、自分的には「カッコイイ」と思ってる、っていうのもあります(汗)
野球オタである私の夢も反映したのは、実は出来心でした(爆)
まだハァト編を、通して読んだ事がない。
解説を取っ払うとどんな風になるんだろう。
今思えば、第10話はもっと、ロマンチックな音楽でもドーピングしながら書けば良かったかなあ、そしたらもっとメロメロに甘くできたかなあ、なんて反省もしている。