なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

誰の役に立つ

24巻を読んでいます。

 

鶴見中尉が菊田さんに宇佐美を同行させる時、「必ず役に立つ」みたいなこと、言ってましたよね。

アレってあくまでも「犯罪者心理に長けてるから」って事ですよね(汗)?
精ii子の使い手だからって話では、ありませんよね(大汗)??

 

菊田さんは、宇佐美の実況見分見せつけられて「役に立つってこの事だったのか・・」って納得しちゃっています(汗)。

だけどアレは単なる捜査手段の一つであって、鶴見中尉は基本「宇佐美の分析力」「心理を読む力」のことを、言ってたと思うの(汗)

中尉だって、あんな特殊な方法で捜査するとは思ってなかったと思うんだ(汗)

啄木ちゃんはちゃんと、自分の知識と計算でど根性で、次の現場を割り出したって言うのにさ(汗)

 

菊田さんが言う「殺人者は現場に戻って来る」っていうのは、放火犯なんかではよく聞く話です。

「自分の成果」を確かめたいっていうか、それでどんだけ騒ぎになってるか見たいっていう心理だと聞いたような気がします。

だけどオストログは、そうじゃないっぽいですよね。
騒ぎになろうがどうなろうが知ったことではない。
目的を遂げるまでは犯罪行為を止める気が無いから、終わるまで現場に通ってくるだけの事で・・・

 

犯人が殺人で快楽を得ていると考えれば、成功体験を思い出しながらGを行うだろう。

だけど、変態だからってどこでもするわけじゃない。
ちゃんと逃げ道を確保でき、人目から外れた場所を選んで行ってるはず。
残渣が見つかれば、戻ってくる場所も自ずと決まってくる。

 

宇佐美はその自説を立証するために、実地調査と試験をしてただけなんですよね(汗)。

特殊能力と言えば言えますが(汗)超能力ではありませんので、どちらかと言えば地道な捜査に近い気もします(汗)

 

体当たりで考察する宇佐美には、聞き込みなんて意味を為さなかったのかな、と思います。
宇佐美にとっては、張り込みとか聞き込みって言ってる特務曹長が、のんびりでユルい人に感じたかも・・
もしかしたらですけど、感じたかもしれないな、なんても思います。

 

だけど読者は、菊田さんの方が常識的に100%正しいのを知ってますよね(汗)

 

おかしな人たちの中に放り込まれて、結局は孤立無縁でした。

おかしな人たち・・と言いましたが、元からヘンな人なんじゃなく、みんな鶴見中尉への「愛」に翻弄されて「おかしくなってた」んじゃないかって気もします。

 

 

「宇佐美が役に立つ」のは捜査のためじゃなく、中尉自身にとって、だったんじゃないんですか?と、聞いてみたくはなりますね。