なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

久しぶりに眺めてみると

さっき、久しぶりに31巻開いたんです。

あ、あんなに怖かったっけ!?(汗)

当時は、コミックスが出るのを心待ちにしました。
手にした時はもう嬉しくて、その大団円に涙しました。

 

だけどこれ冷静に考えるとね(汗)、例えば美容室とかラーメン屋とか(例えがいちいち昭和)で、「あー今人気の漫画だよね」とか思って気軽に開いてみたら、アタシはトラウマ多いので、ご飯食べれなくなる可能性が高い(滝汗)。
尾形だけじゃないですもんね、土方さんも、牛山さんも・・・(目眩涙)

(第一話は、今から4年前くらいに一度読んでる。そん時も怖過ぎてそれ以上読めなかったのに、なんで大丈夫になったんだろう(汗))

 

いや、今振り返っても本当に、暴走列車は苛烈です。
あれを実写化するのは困難を極めると、改めて思います。

本当に、最後まで実写化するつもりなのかな(汗)
言い方悪いけど、本当にできると思ってやっていらっしゃる、んだよね・・?

 

ときに尾形、母を殺してまで親父の愛を確かめようとしたのに、なんで親父に直接「一度も愛した事は無かったのか」って聞かなかったのさ。

と今説教しても、何も始まりません(汗)

 

なんで聞かなかったかって言えば多分、自分の立てた仮説が全部正しいと思ってるからなんだろうな、と思います。

少なくともトメさんには幸次郎への愛があるってのは、あんこう鍋作り続けてる姿見て分かってますよね。
アタシはトメさん、捨てられたと悟ったとしてもずっと愛し続けてて、偉いと思うよ。
もう自分の都合いいようにしか考えれらない精神状態だったとしても、幸次郎の事待ち続けてたんでしょ。

次から次へと、「誰それが居なくなったら俺が愛されるのかな」って考えてるとこ見ると、「自分を愛して欲しい」っていう本音を、「なぜ俺を愛さないんだろう?」っていう探究心にすり替えてる感じもします。

「愛が欲しい」って素直に叫べないのは、そもそも愛って何なのかが分からないから、ただ、知りたかったんじゃないかな。

だけど彼、勝手な思い込みで「俺が正しい」って自己完結しちゃう、悪い癖があるんですよね。

そうなると話し合うきっかけが全く掴めなくて、ただの変人扱いになる(汗)。

 

最後まで、勇作さんが尾形をどう思ってたか、逆に尾形が勇作さんのことをどう思っているかは読者にはちょっと、分かりません。想像するだけ。
尾形のラストシーンはほとんど自問自答と、それに対する妄想です。

正直になり、勇作さんの懺悔する気持ちに向き合う前に、その生涯を終えてしまった。

尾形が中尉に「何もかもわかってたんですね」みたいな事を言っていましたが、私は本誌で読んでる時から尾形のことは何一つ信用できない人でした(汗)

なので、「何も分かっちゃいないと、腹の奥では嘲笑してないか」「まだまだどんなどんでん返しがあるか分からんぞ」って、警戒してました(汗汗)。

 

杉元が鶴見中尉から「菊田さんは死んだ」って匂わされますよね。

言ってることは正しく伝わり、菊田さんが中尉の前で「最後」を迎えた事を悟った杉元の怒りが、攻撃の口火を切る形になります。

 

菊田さん、あなたのためにノラ坊が怒ったよ。
と思いながら読むので、いつもそこが一番泣けます(寂)。