なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

妄想の集約

自分にもやがて推しキャラが出来て、ゴカムの楽しみ方は広がりました。

漫画アプリで時々、ゴカムの無料配信の広告を見かけることがあります。

広告のキャラが、杉元と尾形だったりもします。

原作に親しんでいる人ならいいですけど、読んだ事無い人にはどういう漫画だと映っているんだろうね。

 

ゴカムは、それぞれがそれぞれの立場で動いていて、その思いは尊かったり健気だったり、一つ一つに大切な人生が、込められています。

それぞれの思いを同時に通したいなら、そこには「相互理解」が必要になる。

だけど実際は勿論相容れないことばかりで、次々と、血みどろの合戦が続きました。

 

どんなに頑張っても思いは遂げられないこともあったし、変えたい世界を、変えられたわけでもなかった。

 

人同士が出会うと、そういう綺麗事ではない部分が大半になって来ます。

あれだけ絡み合った人間同士の複雑な思いを、あの大団円に持って行ったのですから、作者のノダ先生がそういう「人間の思い」に対してすごく愛情を持って、丁寧なお話作り・キャラ作りをなさってる、そんな印象を受けます。

 

本誌は杉元とアシㇼパさんが主役ですけれど、コミックス加筆のラストを読むと、ゴカムは鶴見中尉の物語であったことも、伺い知られると思います。

なにか大きなことをしようとした中尉と、自分の居場所を見つけた、敢えてこう表現しますが「小市民」の杉元。

目的は違ったとしても、どちらにも同じ、人間の熱い思いがあるんだっていうことだと思います。

 

 

誰もが主役になってもおかしくないほど、ゴカムのキャラたちはみんな、存在感が強いですよね。

私が肩入れしてしまったのは、その中の特に大志なんか無い、ただ真面目に職務を全うしようとしていた、職業軍人さんでした。

 

周囲に翻弄され、やがて消費されてしまうのも、綺麗事ではない部分です。

 

それを特上の格好良さに仕上げたノダ先生には、何度でもありがとうと、お伝えしたいです(涙)。

 

しかし外苑が、ゴカム士官学校編の妄想に役立つ日が来るとは・・(大汗)

何のお導きかわかりませんが、私の妄想は徐々に、コンパクトシティ化に向かってる感じがします(汗)