杢太郎さんという名前からして(弟さんが藤次郎さんだ、という事も含め)長男なんだろうな〜とは思うけれど、明治時代、ビンボな農家出身を思わせる菊田さんは、家を継がなくって良かったんだろうか。
という疑問がわいた。
中々確かめるのは大変だ。
そういうのは、文献にはあんまり記されてない。
いっこぐらい書いてるのがあったとしても、それが本当に正しいのか、自分が正しく読み解けてるか、結局は信用できず終わってしまう(汗)。
地元の空気感というか、地元の人なら分かる常識っぽいもの、はどの地域にもある。
例えば埼玉でずっと農家さんを営む方だったら、そういう事もあったみたいだよ〜みたいのがあるんだろうか。
私のギモンにも、難なく答えてくれるような気がする。
札幌に生まれて育った自分には、比較的「家長制度」と言うのは、分かってはいるけど身にしみてる感じはしない。
勿論、同じ札幌生まれ札幌育ちにも、そのまたご先祖によってだいぶ感覚は変わるだろう。
ウチは身内に、屯田兵をルーツにする人がいる。
普段気にすることはあまり無いけど、札幌にはいくつか兵村を記念する神社その他がある。
原野をここまでの大都市にした礎だ。ものすごい事だったと思う。
北海道の原野を開発したのは、政府の命を受けた人ばかりではない。
私は社会科全般からっきしなので、幼い頃聞いた郷土の歴史はうろ覚えだ。
習ったのは、戊辰戦争関連で敗軍についていた武家が、財産を剥奪され北海道に居場所を求めて移住。
自分たちの力で街にまでし、その功績が認められ現在に至るというものだった(私は、門倉家ていうのがそっち系じゃないかと踏んでいる)。
先住民族の件は政府を上げてアピールされ、クローズアップされるので、全国へその大事さは伝わっている。
だけど一方で、本当に実際に体を張った人たちへ思いを日本全国に伝える機会は少ない。
私の個人的な思いもあるけれど、開拓に携わった先人たちには頭が下がる。
もっとそういうのも伝わったらいいなあと、思うこともある。
明治の登別…
ってどんな感じなのかなあ…(白昼夢)