文章を必死で書いていた頃は、都度都度キャラが私に独白をぶつけ、私はそのキャラとの対話で話を作るという病気におかされていました(いつでも再発準備オーケー)。
みんなわりと突然現れて、ワーワーと騒ぎ立て、気が済んだら去っていきます。
だけど杢太郎さんだけは逆に、常に私のそばにいながら、自分の事は話さない。
なので、私がひとまずストーリーを作り、こんな時はどう思う?どうしたい?と、ひたすら話し合いを持ちかけます。
それであなたの性格ならこうだね〜みたいなセリフ回しや、アクシデントへの当たり方へ落とし込んでいき、文章を修正していきます。
原作菊田さんが好きで書き始めた事ですが、関カムは細かい年齢設定がありますので、必然的に出てくるホロスコープを作って、多少そっちにも寄せています。
(それは他のキャラも一緒です。ただ、勝手に決めた生年なんですが、意外と原作キャラのイメージにしっくりと当てはめられるのが、結構不思議なところです)
ウチの関カム菊田コーチというのは、明るくて人を惹きつける魅力に溢れ、何事にも大人の余裕で対処する頼もしい男です。
その一方で、心の奥には深く熱いものを隠し持ち、それを恥ずかしい、照れくさいものだと考えています。
それが、ほんの僅か漏らした彼の本音「君の前ではかっこよくて、頼りがいのある杢太郎さんでいたいです」というセリフに、実は集約されています。
そして実際そう思われているのかどうか、本当は自信が無い。
そして更に、相手を好きになればなるほど、自信はなくなっていきます。
自信が無くなる深度=相手を愛する深度
なのが、ウチの杢太郎さんのキャラ設定です。
相手との愛(相手からだけでなく、自分からのも含め)が本当に信じられた時、自信とかそういうのを超えて、いつでも本来の素敵な男で居られる筈なんです。
愛妻が思い浮かべる彼の姿は、いつも、優しく包み込むような眼差しの笑顔です。
それは、彼が自分でそうありたいと思う「かっこよくて頼りがいのある杢太郎さん」が間違いなく、彼女の前に存在できている証なんだと思います。
私が絵で描く杢太郎さんは、残念ながら本来の夢主である私の事は眼中に無く(涙)、常に愛妻だけを見つめているように思います。はぁあ(涙)
勿論、目一杯恋をして幸せになって欲しいと思って書いたお話ですので、本望と言うか、あったりめえではございますが(涙)
小説の挿絵的に描くならもっと、いろんなシーンが描けたらいいのにな、と思います(実力不足)。
ただ、18禁シーンは「せっかく字で表現しているのだから、絵ではとても描けないあられもない物を書こう」と、一生懸命考えていた覚えはあります(勤務中)。
杢太郎さんの身長設定に合わせた、他キャラの設定も急ぎたいとこです。