紙芝居を作っていて、改めて自作を読み耽ってみる。
元々は夢小説として、杢太郎さんとの夢を次から次へと手当たり次第叶えるお話として書いてきた(実際、それはそうです(汗))。
だけどそうじゃなく、普通の小説?として見たらどういうお話か。
鶴見中尉…GMは、目的達成の為には、何を犠牲にしたって厭わない。てか、犠牲になって当たり前と思ってる感じすらする。
でもその目的だって、決して自分の利権とか私腹じゃなく、社会的な大きな目標達成とか、とても大きな物を守る為とか、ひたすら壮大だ。
関カムGMが何の為にそんなに金や、アメリカへの売り込みに固執していたかといえば、日本の野球を世界へ認めさせる為だった。
その根っこには、技術の粋を集めた幻の「しづか」を見捨てた奴らのハナをあかしたい、というのがある。
どちらも、「日本のワザを馬鹿にするヤツに、目にものを見せてやりたい」という目的なのよ、実は…。
でもそれを詳しく書き始めると関カムはラブロマンスではなくなってしまうと、再三自分に言い聞かせてきた。
だけど夢を度外視すると、このお話の事の始めはそれって事になる。
それが原因で杉元くんはメジャーに売られそうになり、尾形くんは出自をネタにして選手を辞めさせられている。
そうやって始まった物語の語り部が、しぃちゃんだというお話だ。
原作は、金塊争奪戦という事象に放り込まれた人間たちのドラマを描く中に、杉元とアシㇼパさんの絆が結ばれていく過程がきめ細かく描写されます。
多分私はそのストーリーに憧れて、杢太郎さんとしぃちゃんにも、甘く甘く、そして深く、粘り気のある暖かい海に溶け込むような、まるで一つのもののような、そんな強い心の繋がりを作ってあげたい。
と、多分、多分思ったような気がする(汗)。
関カムには、夢主と四人の男の他に、ゴカム由来のキャラが3人…GMとあっちゃん、前山さんがいる。
彼らのことも少し言及したいよなあと思っている。
あっちゃんのモデルは言わずもがなアシㇼパさんですが、和名の使用は避けた。
世の中、何をどうやり玉に挙げられるか分からない。
そしたら杉元くんが女子を二人とも「愛称+さん」で呼ぶようになり、結果オーライでした。