修正を繰り返していると、過去に自分が何気なく書いた台詞が、意外な伏線になってる事に、気がつく時があります。
尾形くんは最初、すたー編の段階ではどこにも絡まなかった。スコアラーは、過去球界でもスパイ扱いされた事もある役割だし、プレイヤーって感じもしないから丁度いいかなと思ったくらい・・
だけどハァト編では、大変重要な役割をお願いしています。
元々上記の設定段階で、次回作があるなら杢太郎さんの東京時代(過去)、という想定はあったけど、話はもうちょっと違ってました。
ハァト編で尾形くんは、結構歪んだ愛の持論を展開する。自分を正当化し、その正しさを主張します。
現在その辺ももう少し分かりやすく修正中ですが、最近書いてて引っかかったのは、序盤に杢太郎さんに言う「あなたと一緒と思われたら困る」みたいなセリフでした。
これだけでも何となく雰囲気出るけど、何を一緒にされたくなかったんだろう?
関カムの尾形くんは、両親の愛が壊れる時と、愛情が別の対象に移って棄てられた者(自分)の気持ちを知っています。それで愛なんて信じねえぜになってしまった。
で、愛なんてどうでも良さそうだった杢太郎さんが、取っ替え引っ替えした末に、今はベッタリ溺愛の妻(尾形くんはそう思ってる)がいるなんてなんかおかしくないですか。という話なんだけど・・
もしかしたら尾形くんは、「棄てられた方」から杢太郎さんを見てるのかもしれない・・と、思ってしまいました(今更気がつく筆者)。
棄てる者と棄てられる者、の事を言ってるっぽいです。
なので、元カノに多分同情的なんですよね。一方で、しぃちゃんの事はどうなっても良いくさい(汗)
自作では尾形くんが命を落とすなんてことは絶対にありえませんが、かと言って彼を取り巻く状況が変わらなければ=棄てられたというのは真実じゃないと判明しない限りは、心の平穏は訪れない。
それであんなラストシーンになっています。
そろそろ、自分の締切決めよう。
こんな毎日浸ってたらまとまらないわっ(汗)(汗)