なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

再々考

なんか話が長くなってきた(汗)
そういや尾形って、「おっ母に愛されたかった」って自分でハッキリ言ってた事ってあったっけ?
「愛情があって産まれた子供」に拘ってただけで、自分が愛されたいと思っていたんだっけか…?
勿論、トメさんがああなって親の愛情を存分に受けられなかったのは結果的にそうなのは明らかなんだけど、もっと大事なのは「自分が愛し合った両親から産まれた子だったかどうか」だったんですよね…
で、自分が「愛情があって産まれた子供」だったら、ホントに勇作さんとの違いは母親本人が違うから、になってしまう。

幸次郎が元々、勇作さんが生まれる前まではトメさんのところに通っていたわけだよね。
それまでは愛情があったということか。

その後、理由は分からないけど別れてる。男女なんだから、別れる理由なんていくらでもある。
そうなると尾形の思う「祝福されずに産まれた子供」とは、ちぃっと意味合いが違ってくる。
産まれた時には祝福されてた筈だから…

となると、確かにおっ母を殺したところで、祝福されてたかどうかなんて分からず仕舞いなんだもんね。

尾形にとって、「祝福されて産まれた子供です」って、分かって良かったねってか…案外、罪悪感をガッツリ打ち込まれる引導に近いね~なんて思いました。
尾形が生き続けるには、罪悪感を自覚しちゃいけなかったって事なのね。
アシリパさんに「人を殺したい」と思わせたこと自体が「罪悪感」だって事…?

たまに、「子供が人を殺すようなストーリーに納得がいかない」というご意見聞きます。
だけど、尾形はアシリパさんに対しても「すまなかった」って思ってんじゃないのかしらね。