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明日の今ごろは何を考えているだろう、なんて昨日思っていたが、取り敢えず午前はなんか心ここに有らずですごしてしまった。
安定するために、菊田特務曹長の事を考える。

みんなが思いの中で亡くなる中、菊田さんにはこれといった思想はない。ただただ、仕事人間の男が業務の中で殉職しただけだ…
そろそろ、しづかは函館に着く筈だ。
菊田さんが中央に、ずっと何を伝えていたかは、今は分からない。
もう一回ぐらい、「菊田さんのお仕事」がクローズアップされる機会があるといいのに、と思っている。
「予言」みたいに言われるあの有名なセリフも、確信とかじゃなく「そうだったら面白えなあ」「そうだったら痛快だろうな」みたいな、本人の「仕事の成果」を見たかったな、っていう気持ちかなと妄想する。ずっと前から妄想しているが、妄想が過ぎるのでどこにも漏らしたことはない（汗）。

土方さんの件が現在の「碑」の側ならば、汽車はホントにもうすぐ函館市街地に入る。
屋根の上の殺し合いは、一旦水入りすればいいと思う…
しかし一週間、どれだけの人が厳しい気持ちで暮らさねばならないのか…