規制も天啓と思うことにする。
31巻を、カラー版で軽くですが、再履修です。
ipad、本当に便利だった!
頭に入ってくる情報量が全然違うよ!
さて
鶴見中尉の演説や、人をたらし込む時の説得って、よくよく読むと「そんなことできるわけ無いじゃん」とか「アンタに何が分かんのよ」みたいな話が結構多いと思うのよ(汗)。
だけど説得に人情を混ぜ込んで、人が自分で動くように匠に心を動かす。
それがまるで、その人自らの意志であったかのように思い込ますまで。
アヤシイ宗教の教祖様なら、こういうチカラが必要なんだろうと思います。
動かせない奴には恐怖政治で(菊田さんが犠牲になってる)、モブはそうやって操ってると思う。
私は、鶴見中尉はゆくゆく「世界征服」目論んだと思うよ…
チョイ違うか…
自分が「征服をしたい」んじゃなく、日本と、大事な人たちを、その人権レベルで守りたかったんだと思うよ。
その為の手段なんて、何だっていいのさ。
失敗しても次また次、って、ウルトラCの方法を考えついて、また達成のために、貪欲に突き進む。
そういう人のお話、っていうのが、鶴見中尉の物語だったんだと思うの。
高過ぎる理想を持つ人の心は、常に孤独です。
権利書と妻子の骨のシーン、骨を選ぶなんて100%あり得ないと私は思う。
アレは理想実現の為に、自分の中に僅かあった人の心を、とうとう捨てたシーンだと思う。
最後の表情は、本当の理想論者が真の孤独を受け入れた、そういう表情だったと思っています。
…それが実は、私の「関東ゴールデンカムイ」の、鶴見GMなのです(汗)
顔は描く機会ありませんが(いや、一度だけ習作したけど)、いつかとんでもないことを、日本の野球を守るためにやってくれないかなあ。
そういう思いで、GM像を作りました。
本を作るとき、pixiv版には無い追記があるけど、その辺どう露出するかは悩みどころです(汗)。