突然ですが、どうして百年記念塔が解体されなくちゃいけないんでしょうね。
老朽化なんてとんでもない。
元々百年保たす設計施工されている。
解体有りきでメンテナンスを放棄し、後付の部品が傷んだ事をアピールしてミスリードを誘い、市民の気持ちをコントロールした、と私には感じてしまう。
設計者の井口先生が亡くなられ、一気に作業を進めてきてるんだろうか。
解体には、一部の先住民族支援団体から「同化政策の象徴」「侵略の象徴」と指摘された忖度の結果では、という噂も根強い。
だけど井口先生の最初の設計は、北海道の歴史、先住民族への畏敬の念も含まれたものだった。
それを予算の関係だと言って施設の大半を削り取られ、塔だけ残されたとの事だった。
当初の設計通りなら、侵略の象徴などと言う突っ込みどころは無かったことになる。
百年保たすと設計・施工に知恵を絞ったものを不完全な形で建て、百年後の姿に興味も持たず解体出来る、その無神経さに私は苛立ちを感じる。
跡地にはモニュメントが作られるらしい。
言っちゃあ悪いが、ちんけな偽善に満ちた、気色悪いモノが建ちそうな気がする。
サザンに「ピースとハイライト」という曲がある。
ゴールデンカムイは後半キャラの物語が色濃くなったけど、基本この曲の内容と、物語は少し似たニオイがする。
互いの幸せ願う事は理想だが、その為の犠牲をどう捉えればいいのか。
正しい答えなど有るわけもないから、結局はやったもん勝ちなのだ。