なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

Let's recovery

共通テスト。
甘酸っぱい思い出が蘇る響きです(汗)。

って言ってもセンター試験世代ですけれど…
ワケ在ってアタシは2回受験しました(汗)。

 

創作してる高3の皆さんだと、今はネット断ちしている頃かな。

昔話を、備忘させてください。
高3のアタシは勉強二の次で、実はお絵描き遊びに耽っていました(汗)。

「創作」ではない。本当に遊んでた(汗)

新聞小説みたいなペースで雑漫画を描き、知り合いに回し読みしてもらっていました。

本のレベルに達しないその怪しいブツは、ページが溜まってくると、ネタを一緒に考えてくれた友達が、手作りで装丁してくれました。

勿論、今も持っています。
絵がひどいので見るに耐えないけど、途中途中はいい話だった。

気がします(汗)。

 

内容は、芸能界のとある男性カップルを中心にした物語で、男女の愛憎が絡み合ったオリジナルでした。

一応ラストは決めていました。
だけどあの人たちを、桃源郷にたどり着かせることは、出来ませんでした。

大学に入ったら続きを書こうと、思っていました。
それは実現しませんでした。

まずは入学できなかった(汗)。
浪人してる間に、読んでくれる友達もみんな、バラバラになりました。

猛勉強の末にやっと入学出来たけど、その時はもう、彼らの存在は頭の中から抜けていました。

ふと思い出すことも、ありました。
でももう、あれの続きを書くことはないだろう。
抜けた情熱は、心が彼らに別れを告げた証拠でした。

 

前にもこのブログでブツブツ言ったかもなんだけど・・

私が「関カム」の小説の完結を急ぎ、一気に本まで制作したのは、その時の物悲しく、やるせない記憶が残っていたからだと思っています。

 

その後しばらく細々と、趣味で絵を書いていました。

だけどそれから色々あって、そういう趣味全般を手放しました。
そして本当に、長い年月が過ぎました。

その間はひたすら、仕事と人間関係に身をすり減らす毎日でした。

 

ゴカムにハマった頃アタシは、人間関係の悩みからは、開放されていました。
だけど、昔の自分の事なんて思い出しもしなかった。
少し空いた心の余裕は、ネットショッピングで埋めていました。

 

アタシは多分、杢太郎さんのチッス(この期に及んで、直接表現はハズカシイ)で覚醒めてしまった。

心に出来た余裕はほぼ全て、杢太郎さんに注がれていきました。

 

・・だけどまた何か突然生活のペースが変わってしまったら、杢太郎さんに幸せを与えられないまま終わってしまう。
これは、すごく悲しいことだと想像しました。

 

悲しいのは、「与えられない」事だけじゃないんです。

それ以上に悲しいのは、「杢太郎さんの存在が、知らない内に自分の頭の中から抜ける」事だと考えました。

 

好きで推してる時は、そんな日が来るなんて誰も、想像しないもんです。

だけど好む好まざるに関わらず、人生のステージは突然変わり、自分ごと持ってかれる事があります。

アタシの場合は、職場事務所の突然の閉鎖と、全く畑違いの仕事に異動したことでした。

また、そんな事故(?)にいつ巻き込まれるか分りゃあしない。
そしたら杢太郎さんといつの間にか疎遠になって、最悪、会えなくなってしまうのかもしれない。

 

杢太郎さんとは、あんな風に終わりたくない!

 

その危機感が、一気に製本まで突っ走らせた原動力でした。

 

一度失敗した恋に似ています(汗)。
失って思い出して、ああ、あの人が一番好きだったなあみたいな(汗)


大切な記憶を取り戻してくれたのが杢太郎さんで、ホントに、ありがたい話でございます。

 

をっ、これも「超回復」の物語かも?

今週、ドッグスレッド第1巻発売!