自作には、夢主ちゃん以外のオリキャラ女性がふたり、出てきます。
そして両方とも、杢太郎さんと激しい破局を迎えています。
だけど彼女らも、一種の夢主なんですよね。
物語の関係上(汗)、杢太郎さんの愛のすべてはしぃちゃんに集約されなきゃならない。
普通は誰でも、ちょっとずつ未練とか、イイ思い出とかありそうです。
しかしこの話の中では一っっっ切、あってはならないことです(汗)。
ですので別れた人にはそれぞれ、もうコリャ本気でだめだ、女の方が悪いよって感じのエピソードを用意しました。
だけどもう少しまともだったら、別れないでゴールインしてた可能性もあった人たちだったと、思っています(汗)。
だって、一度でも杢太郎さんが愛した人だったわけですもんね・・・(嫉妬)。
女子アナの方は、元々杢太郎さんなんて、多分眼中にないです。
もうこの時点で、イヤな女でしょ(汗)。
名門私大を成績優秀で卒業し、報道界で芸能人のように、華々しく活動していた彼女。
杢太郎さんの事は、高校出の田舎者、スポーツ脳の野蛮人などと見下していた可能性がある。
杢太郎さんが怪我をして、それをテレビ的なネタにしようとして充てがわれたと、小説内では鶴見GMの話でほんのり匂わせて書いたつもりでおります。
お読みいただいた皆様に伝わっているのか、そこは気がかりなところでございます(汗)。
番組で知り合って本当に付き合いだして、最初はそれも、彼女の戦略だったかもです。
杢太郎さんは、綺麗で聡明で、自分には無いキラキラしたとこを持った彼女を、ちゃんと好きになったと思う。
ただすぐ恋しちゃう方なので(汗)、その辺は女子アナも、一応は分かってたはずです。
彼女はアナウンサーをやりながら、ずっと大好きな犬と二人暮らし?していました。
そして実は、いつかハワイでカフェを開きたいっていう、本当の夢があった。
だから、仕事はキツくてもスマイルで乗り切ってる、っていう側面もありました。
彼女は彼女なりの、人気者の辛さもある。
そして夢叶えるために、笑顔の裏で必死に頑張ってる。
そこを分かって親身になってくれる優しい男に、どんどん心惹かれていったんだと思います。
杢太郎さんの怪我は治ったけど、試合には出られない日々が続きます。
それは後進に追いつかれたのもあるけど、単純に球団の「若手中心」の方針に合わなかっただけ。
試合に出ない杢太郎さんを、彼女は「プロ野球選手」としては、少し下に見ていたと思います。
テレビ的には、美貌の才媛が、手負いのチャラけたMVP男を支えて復活させるストーリーでした。
だけど実際は、彼女の夢を理解した杢太郎さんが、忙しい彼女を支える形になっていた。
そしてそんな風に自分を「支えてくれる男」杢太郎さんとして、彼女は彼を、愛したんだと思います。
やがて、ふたりにいちばん大事なのは、自分の夢を叶える事だという、傲慢な勘違いが彼女に起こった。
キャリアを重ねるのに夢中になりすぎ、彼を自分の手駒のように扱い始めたのが、破局の火種という裏設定です。
杢太郎さんがカレー作りを覚えたのも、この頃でした。
しぃちゃんには、「作ったことがある」のを事実のレベルから伏せて、「台所には立ったことが無い」と、わざと嘘をついています。
百ちゃんからすれば、好きあった仲なのに随分薄情ですね、って思うのかもしれないです。
書いてる私にしたら、「大人の純情ってそういうもんよ」と折伏したくなります(汗)。
もう一人の破局夢主については、明日にでも(汗)