ノダ先生のゴ〜リ〜を拝読する。ヤンジャンアプリで、読めるようになっていた。
迷った末に買わなかった雑誌だ。申し訳ないけどラッキーだ。
そういや新スピナ始まる前までに、少しポイント貯めとかなきゃイケないな…。
ゴ〜リ〜は、スピナのクライマックスの一つであるGENNMA兄弟のそれぞれの旅立ちが、そのままメインテーマになっている(感じがする。スミマセン読み込む前の一読、第一印象で語っています)。
最初の物語がコレだってことは、このテーマはノダ先生にとってとても言いたいこと、大切なことなんだと思う。
大きな目的を達成するためには、切り捨てたり、利用したり、裏切りに似た事になる場合がある。
そしてそれは、それぞれの立場によって悪にも正義にもなる。
だからそれ自体、咎められるような事ではない。
大きな目標の為に、敢えて自分が傷つく事、人を傷つける事、どちらも厭わない人の美学を、ノダ先生は何かしら持ってらっしゃるように感じた。
月島は、信頼を寄せる上司の片腕として立場を全うし、それが彼の物語の大団円だった。
ただ途中、なんかスゴイ事をするのはああいう人でしょう、それをかぶりつきで見たいのだと語っている。
ツキコイの間柄がいい物語になっていけば行くほど、その月島のセリフはちょっと存在感を失っていく。
私は、案外それはノダ先生が思ってたことなんじゃないかなと感じている。
鶴見中尉の人生を語ったら、ホントにゴ〜ルデンカムイは誰の話か分かんなくなる。
自分で自分の事は語らない。
孤高の男の身の上はミステリアスなままだった。
だけど、鶴見中尉の一番の理解者であるノダ先生の話は、いつかゆっくり聞いてみたいものだ。