昨日、久しぶりに札ドへ行ったのだ。
予想はしていたけれど、こんなに閑散として寂しいもんだかい。
本当に、すごい突き放れっぷりだ。
これまで数多の名勝負を飲み込み、思い出を共有してきた本拠地試合が残り3試合。
札ドはちょっとも盛り上げようという気は感じられず、少しの思い出の写真が飾られているだけだった。
ドーム周辺は、何もかも売り尽くされ什器しか残っていないような、完全閉店間際の百貨店のようにガランとした印象を受ける。
私は、この場所が最高潮に湧き上がった日を何度も経験した。
毎日のようにチケットが争奪され、今日行くと言えば「いいなあ~」と心から皆が羨ましがった。
昨日はまるで、日ハムが札幌に来た直後、まだ市民に全く浸透していない頃と同じくらい寂しかった。
随分と見限られたものだと思う。
これは札ドだけの問題ではない。
お客さんが集まらないというのは、単純に今の野球がつまらないからだ。
そこは球団、勘違いしない方がいい。
物珍しい施設及び人間を集めてお客さんが呼べると思うなら、野球を随分となめた話だと思う。
自作ラストシ~ンの、しぃちゃんの呟きは私の本音が多く含まれている。
なんだか最近の方針はよく分からないが、私がこのお話を書けたのは、あの盛り上がりを経験できてたから、なのがとても大きいわけで・・
感謝はしてる。けれど、あの日の思い出はもう帰らないって事を、しっかり教えられた夜でした。