ゴールデンカムイを中々人にオススメできないというのはもはや半分笑い話に近いけれど、私が結構真剣に薦めにくいと思っているのは、実はしづか号の処遇にある。
私は鉄オタではないが、SLしづかの件はひたすら哀しいのだ。
菊田さんは、物には持ち主の魂が宿る、みたいなことを信じてるという。
私は、物にはそれを作った人たちの魂も宿っていると思う。
しづかはそれまで、機関士さんやそれぞれの担当者から、毎日可愛がられ、キレイにしてもらって、作った人たち、乗客、色んな人々の想いを乗せて運行していた。
あれだけ荒く使われ(物語ですけれども)、挙げ句海の底では、しづか自身には何もできない事もあり、正直私がツライ。
私でさえツライのだから、SL好きの一人や二人くらいは、切ない思いをするんではなかろうか。
機関士さんを射殺した尾形の事は賛否をよく問われている。
でもそもそもあの列車が使われなければ、そんな悲しい事も起こらなかったのに…というのは、しづか可愛さの逆恨みです。
私は、加筆は新エピ不要、補足説明で充分だと思う派ですが、しづかだけは少しでも早く救済してほしいと思う恐らく少数派…ですよね(汗)