また、選手人事でザワつく季節がやってまいりました。
ウチで書いているお話の「ハァト編」は・・
平和に暮らしていた杢太郎さんが、杉元くんのチーム去就を巡るマネーゲーム(って言うと、だいぶ大袈裟なんですが)に、巻き込まれるお話しです。
その中で杢太郎さんは尾形くんから古傷を抉られ(汗)、しぃちゃんは忘れ去っていた過去が、長い間アリコくんを傷つけ続けていたことに打ちのめされます。
その中で2人は改めて愛を確かめ合い(汗)絆を深めてまいります(滝汗)。
・・という、夢小説でございました(汗)。
ですのでクローズアップしたかったのは、その辺の愛憎(汗)劇でした。
ただ一方で・・
杢太郎さんと尾形くんが鶴見GMからどういう命令を受けたのか、とか、その事でどうして杢太郎さんが悩まなくちゃいけないのかっていうのもまた、お話の骨子でした。
自分の脳内でまとまった話を、読んで下さる方に伝えるには、どうしたらいいだろう。
野球に興味がなくっても、このお話を読んで下さってる方がいるハズだから・・。
自分が読者の立場なら、説明はシャープに短くまとまってる方が、イイに決まっています。
書きたいのはあくまでも夢ですから、あまり夢の関係無いその辺を書くのは、すっごく苦労しました。
2人の会話形式だけで、FAとポスティングを表現しなければなりません。
今でもその時の辛さは、ムラムラと思い出されます(汗)
フリーエージェント(FA)とポスティングは両方とも、自分の意思で、在籍球団から移籍する時に使うシステムです。
違うところは、FAは選手側が自由に行使出来る権利ですけど、ポスティングは球団の許しが無いと出来ないことでした。
FAを使える使えないの境目は、その選手の実績(一軍登録日数)が、規定に達してるかどうかで決まります。
権利を得た選手が「FA宣言」をすると、選手は退団(フリー)の扱いになります。
そして自分を最も高く評価している球団と交渉、契約に至る事が多いです。
一方ポスティングは、球団が、自分のチームの選手を売る行為です(汗)。
まだFAの権利を持たない選手がメジャーに行きたかったりすると、球団に頼んで自らを売りに出してもらいます。
前者は契約金とかは基本、選手に入る。
後者は、その一部が球団に入ります。
ダルで、球団が手にした金額は40億って聞いた気がします。
最近ですと、元オリYAMAMOTOが、球団に70億以上の儲け(って言うのか)をもたらしたっていう記事を読みました。
大谷くんは年齢制限があって(アメリカの規定で、25歳以下はマイナー契約しか出来ないんだって)、そこまで高額ではありませんでした。
ただそれでも、40億(訂正です。23億ぐらいですって)とか行ってるらしい。
鶴見GMが狙っていたのは、杉元をメジャーに売った時の、この譲渡金でした。
杉元はこの時27歳くらい(怪しい)で、あと1年で海外まで視野に入れられるFAの権利を、得るところでした。
杉元がもし、大谷くんレベルのプロ野球選手だったとしたら・・
メジャー行きたいって、言うだろうか?
私はむしろ、「メジャーなんか興味ない」って、言い放ちそうな気がしました(汗)。
大勢に賞賛されるとか、野球もっと上手くなりたいとか、そういう事もいまいち響かないタイプに感じるんですよね(汗)。
杉元には身近な人の喜びが、一番プレイのモチベーションに繋がるんじゃないのかな
・・・っていう妄想が、「関カムの杉元」像を形作っていきました。
なんか長くなってきた(汗)
不死身の二刀流杉元については、また明日、書いてもイイですか(大汗)