杢太郎さんは「藤次郎を軍に、無理に誘ったのは俺」と言っています。
(しれっと昨日の続きを始める)
当時、長兄の言うことは絶対だったと思う。
杢太郎さん自身がそんなにきつく誘ったつもりじゃなくても、
「俺が言った事だから、藤次郎は従ったんだろう」
ってなんて思って、「無理に」って言ってる気もして来ました。
「最後は自分で決める事、何があっても恨むわけない」
「自分を許したら」
ってノラ坊は言う。
それが藤次郎さんの姿に重なって見てはいるものの、菊田さんがそんな若造(爆)に言われた程度で(更爆)「自分を許す」と思うようなタイプには、あんまり思えないんですよね・・・・
あれでいて、相当重い男だと思っています(ソリャ、単なる希望っつー話ですが)
菊田さんは、その人が持っていた品物とともに、その人の気持ちを持ち歩く人です。
藤次郎さんの帽子は、どういう思いで持っていたんだろう。
「他人の強さを取り込める」と杉元に説明していましたが、藤次郎さんの中に、そういう求めるような「強さ」ってあっただろうか。
藤次郎さんの帽子は彼の思いっていうより、自分自身の「後悔」っていう思いの結晶なのでは・・(汗)
妄想激しくて、すみません(滝汗)
この順番から言うと、菊田さんは後悔を手放した事になります。
「許す」って言うのとは、またなんか違う。
あの時、菊田さんは陸軍をクビになると思っているんですよね。
「何もかも捨ててしまおう」って、思っていたんじゃないのかな・・・・(涙)
だけど待っていたのは解雇じゃなく、もっと過酷な、厳しい任務だった(痛恨)
杉元は、自分の意思で決めながら人生を進むことができる男なんですよね。
気に入らなければ上官だって半殺しにできてる(汗)
だけど菊田さんってばそうじゃないんですよね・・
軍人だからって言えばそれまでなんですけれど、お上や目上の者が言う事には従うっていう、基本姿勢が身についています。
天涯孤独なのも知れているでしょうし・・・(えっそれいつ決まった?<自分)
時に、農村では年貢が払えない場合、女は女房でも売られたと聞きます。
仮に女房が居たとしてももう居ないと思いますが(汗)、家が危ないのを警戒して、嫁御ももらってない(断言)。
許嫁もいない(大事なことなのでもう一度断言)。
そんなこんなしてる内に一家離散・・(涙)
という事にしたいと思います。
よってステディは元々居ない、以上。イェイ✌️(←クズ)
でも、アバンチュールはあったと思うよ(←大いなる夢)
いやそれで(汗)、変な話奥田なんて、菊田という兵隊は、死んでも誰も困らない男と認識してた気もするんですよ(激燃)。
菊田さんが指導しているのは、偉いお上の、良家のご子息たちですよね。
だけどそのお上は、自分家を一家離散に追い込んだ張本人でもあります(もう決めつけてる)。
杢太郎さんが見て来たものを思えば、ご子息たちは苦労知らずのおぼっちゃまにも思えます。
だけどそんな事は彼には全く関係なくて、分け隔てなく「俺の仕事は指導」と割り切って勤務していたんだろうなって想像しています。
もしかしたら全員弟みたいに思って、厳しくも優しい指導だったかも知れないですね。
それをね、奥田・・・アンタは・・・(T ^ T)
みんなスパイなんて向いてないって言うけど、そりゃそうだ当たり前ですよね。
好きでなったわけでもないですもんね(涙)
長くなりましたので、唐突ですが終わります(疲労)