なりゆきまかせ

基本備忘録です。いや。謎の進行実況です。

ピリカが笑う

ピリカという言葉は可愛い女の子の事だと、しばらく思い込んでいた。

小学校のたて笛の授業で「ピリカピリカ」を習う。
短いとはいえ、今でも歌詞は普通に口に出る。
子供の頃の記憶も、馬鹿には出来ない。

 

あのコがいいとかかわいいとか言ってる内容だと教えられた気もするが、それはうろ覚えだ。

そのせいか、好みのタイプを品定めしてるのか、あるいは声かけたいみたいな、何となく合コンぽいものをイメージしていた。
流行歌として人気歌手も歌った中で、あながち間違いってわけでもないように思う。

だけどこれはそもそも、わらべうたらしい。
だったらちょっと、それは踏み込み過ぎかもしれない(汗)。

 

ピリカは名詞ではなく、好ましいものを全般に指す形容詞だ。

空を見上げてピリカなら「いい天気だねえ」、ヒンナしてピリカなら「美味しいねえ」、ムチムチの筋肉を見てピリカなら「イイカラダしてるねえ(ハート)」ってみたく、何に使っても大体OKと聞いた。

 

口噛み団子をねだる男ども(汗)に、おばあちゃんが「ピリカピリカ」と声を掛けるシーンがある。

多分あれは団子の話ではなく、彼らを「いい子たちだねえ、よしよし」って思って口に出した言葉なんだろう。

 

道南に「美利河」という地名がある。
大きな川と温泉があり、今はすんごい立派なダムがある。
わざわざそう名付けられた地だ、本当にキレイなとこだったに違いない。

 

知床を歌った有名な歌に「ピリカが笑う」という行がある。

女の子を口説いてる情景なので、最初ピリカが可愛い女子だと思ってた私は、岩陰から笑うのも女子だと思っていて何だか戦慄した(汗)。

だけどこちらは、「エトピリカ」を指してるとの事。

オレが必死に頑張ってるのを見て、岩陰から鳥さんが笑ってるよ。って話だった。

 

 

エトピリカの話といえば、用一郎の物語です。
泣きたいのに涙が出せない時は、この話を涙の誘発剤代わりに読んでいます。

これもドラマ化するのかしら。
囚人の話で、一番大事に思っているお話です。

アニメも良かったので、心配ないとは思う。

用一郎だけじゃなく、迎えに来てくれる奥さんの配役だって重要ですよね。
真の、ピリカメノコの微笑みです。
責任重大(汗)。


こちらも思う存分、泣けるドラマにしてほしいですね(滝汗)。